2021-07-24 00:25

山県、石川が大役=主将と副将で選手宣誓―五輪開会式〔五輪〕

 日本選手団主将の山県亮太(セイコー)と副主将の石川佳純(全農)が選手宣誓の大役を務めた。柔道の井上康生コーチらとともに無観客の国立競技場で、オリンピズムの基本原則を尊重して戦い抜くことを誓った。
 山県は陸上男子100メートルの日本記録保持者。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪で準決勝に進み、3大会連続の舞台で日本勢89年ぶりのファイナリストを目指す。400メートルリレーでは日本のエースとして金メダル獲得に挑む。
 開催に賛否が渦巻く状況を理解し、「さまざまな意見があることは承知している」とコメント。「この場に立たせていただけることに感謝し、精いっぱい走りたい。主将としてチームジャパンが最大のパフォーマンスを発揮できるよう役割を全うする」と決意を込める談話を出した。
 卓球の石川も3大会連続の五輪。過去2大会は団体戦で表彰台に立ったが、個人戦でメダルに手が届いていない。自国で悲願達成の思いは強く、「副主将という大役をいただいて緊張しているが全力で頑張りたい。コートに立てるありがたさを感じながら最高のプレーができるように」。言葉に熱い思いがみなぎった。