2021-07-22 06:45

日本勢、メダル500個目は誰?=今大会第1号で大台に―東京五輪〔五輪〕

 日本選手が過去の夏と冬の五輪で獲得した合計メダル数は499個で、東京五輪の日本勢第1号が区切りの500個目となる。1920年アントワープ五輪のテニス男子シングルスで、熊谷一弥が日本勢初の五輪メダルとなる銀を獲得してから101年。歴史の重みを感じさせる節目のメダルを地元大会で手にするのは誰になるだろうか。
 大会最初のメダルが決まるのは開会式翌日の24日。日本勢が手にする可能性が最も高いのがお家芸の柔道だ。初日は最も体重が軽い階級が行われ、男子60キロ級で16年リオデジャネイロ大会銅メダルの高藤直寿と女子48キロ級に出る渡名喜風南(ともにパーク24)の2人は表彰台だけでなく、金メダルの有力候補。大台に乗るメダルを最も輝く色で飾りたいところだ。
 重量挙げ女子49キロ級の三宅宏実(いちご)は12年ロンドン大会で銀、リオで銅といずれも開会式翌日に表彰台に立った。35歳で臨む5度目の大舞台で3大会連続メダルを狙う。
 アーチェリーは新種目の混合団体を実施。ロンドンで男子個人銀メダルの古川高晴(近大職)らに期待がかかる。フェンシングは3度目の五輪となる女子エペの佐藤希望(大垣共立銀行)が8位だったリオ以上の成績を目指す。全競技で最も早くメダルが決まるのは射撃の女子エアライフルで、24日昼ごろになる見込み。平田しおり(明大)と中口遥(滋賀ダイハツ販売)が挑む。