２０２４年パリ五輪組織委員会のトニ・エスタンゲ会長が２１日、東京都内で取材に応じ、五輪開会式をパリ市内中心部の屋外で開催したいとの考えを示した。「革新的な開会式に挑み、新たなモデルを提示したい」と語った。
　実現の可能性を含めて調査を続けており、今年末までに市内の具体的な場所など計画概要の発表を目指すという。開会式に加えて、競技の一部をスタジアムの外で実施する構想もあるとした。
　エスタンゲ会長は、パリ中心部での開会式をイメージしながら「フランスの象徴的な場所に何十万人、もしかするとそれ以上の人々が集まることになるだろう。祝祭の瞬間になる」と述べた。