日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の山下泰裕会長が５日、オンラインで仕事始めのあいさつを行った。７月開幕の東京五輪に向けて「コロナ禍で大変厳しい状況だが、何とか安全、安心の形で開催されるよう、われわれができることに集中したい」と決意を述べた。
　昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で、開催予定だった五輪が延期される異例の事態となった。山下会長は「未曽有の１年だった。ただ、国も組織委員会も国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）も、開催するという揺るぎない決意を持っている。暗い厳しい状況で、スポーツが一つの希望の光になれる」と強調した。