2021-07-16 20:58

小山田氏の起用、変更なし=組織委「不適切な発言」〔五輪〕

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、23日の五輪開会式で音楽を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去のインタビューで学生時代に障害者をいじめていたことを明かしていた問題について「把握していなかったが、不適切な発言」とするコメントを発表した。その一方で、開会式の準備について「引き続き最後まで尽力していただきたい」とし、同氏の起用に変更なしとの方針を示した。
 小山田氏は16日に自身のツイッターを更新。過去のいじめは事実だと認め、「開会式へ不快な印象を与えてしまうことを心から申し訳なく思います」との声明を発表した。組織委は同氏が「現在は高い倫理観を持って創作活動に献身するクリエーターと考えている」ともコメントした。