2021-07-19 07:23

日本向け航空便の安全検査を強化へ=五輪、パラ期間中―ベトナム

 ベトナムの民間航空局(CAAV)は、東京オリンピック(23〜8月8日)、同パラリンピック(8月24〜9月5日)の期間中、日本向け航空便の乗客や手荷物への検査を強化するよう、関係機関や空港、航空会社に指示した。日本の国土交通省が、期間中日本向け航空便のセキュリティー検査を厳格に行うよう要請したことを受けた措置という。国営ベトナム通信(VNA)が報じた。
 CAAVの指示適用期間はそれぞれ22日午前0時〜8月10日いっぱい、8月23日午前0時〜9月7日いっぱい。
 それによると、国際民間航空機関(ICAO)加盟国としての責任、その他の航空関連法上の義務を果たすため、CAAVは空港当局に、安全管理部隊が一次検査を終えた日本行便の乗客、機内持ち込み荷物の10%以上を無差別に選び、厳格に検査するよう求めた。チェックインする荷物の10%も再検査する。
 また、空港は安全監視の頻度を上げ、関係情報を常に更新し、リスクを評価した上で必要なら追加措置を講じるとしている。安全を脅かすような情報があった場合は、CAAVに報告するよう求めている。