2021-07-15 10:27

競泳の瀬戸、松元に金の期待=メダル狙う自転車トラック〔五輪〕

 【水泳】競泳男子で400メートル個人メドレーの瀬戸大也、同200メートル自由形の松元克央ら複数の金メダルが期待できる。瀬戸は活動停止を経て1月に復帰した。以前の状態に戻れば世界で頭一つ抜けた存在。200メートル個人メドレー、200メートルバタフライもメダルの可能性がある。伸び盛りの松元は自己記録更新を目指す泳ぎをすることで頂点が見えてくる。200メートル平泳ぎは、20歳の佐藤翔馬に注目。チュプコフらと世界新を見据えたレベルの高い争いに挑む。
 女子では初出場の大橋悠依が、個人メドレー2種目でホッスーらとの金メダル争い。白血病から復帰した池江璃花子は、リレーメンバーとして上位進出を望める。
 海外勢では前回リオデジャネイロ大会で金4個のレデッキーら実力者が健在。急激に伸びて活躍する若手選手が出てくるかも見どころとなる。
 ◇アーティスティックスイミングで表彰台争い
 飛び込みでは、男子高飛び込みで14歳の玉井陸斗、女子板飛び込みの三上紗也可、同高飛び込みの荒井祭里らが日本勢初の表彰台を目指す。6度目の五輪となる40歳の寺内健は、男子シンクロ板飛び込みで坂井丞と組む。完璧に呼吸が合う演技ができれば、悲願のメダルに届きそうだ。
 アーティスティックスイミング(AS)の日本は乾友紀子と吉田萌が組むデュエットと、8人編成のチームで、ともにウクライナと3位を争う位置付け。ロシアはチーム、デュエットともに6連覇が懸かる。
 水球の日本男子は6〜7月のワールドリーグ、スーパーファイナルで5位に入り、戦える手応えを得て上位進出を狙う。初出場の女子はまず1勝が目標だ。
 ◇足立の成長に期待
 【カヌー】スラローム男子に有望選手がそろう。カナディアンシングルでリオ大会銅メダルの羽根田卓也だけでなく、カヤックシングルで成長著しい足立和也に期待が高まる。日本選手向きのテクニカルなコースを熟知し、上位進出を目指す。
 ◇梶原、脇本ら実績十分
 【自転車】トラックでは、昨年の世界選手権で女子オムニアムを制した梶原悠未に金の呼び声が高い。男子ケイリンで同選手権2位の実績を誇る脇本雄太と新田祐大は、日本発祥の種目で北京五輪以来の表彰台なるか。初実施のBMXフリースタイル・パークでは、19歳の中村輪夢に頂点の期待が高まる。