2021-07-14 18:46

「前を向いて生きるエネルギー」=開閉会式4式典コンセプト―東京五輪パラ〔五輪〕

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は14日、開閉会式の全4式典に共通するコンセプトを「Moving Forward(前を向いて生きるエネルギー)」と発表した。23日の五輪開会式は「感動でつなぐ力」、8月8日の閉会式は「多様な世界の共有」がコンセプトになる。
 東京・国立競技場に設置する聖火台のデザインは佐藤オオキ氏が務める。欧州などで数々の賞に輝き、2024年パリ五輪に向け、フランス高速鉄道TGVのデザインも手掛けている。
 式典制作チームは昨年12月、狂言師の野村萬斎氏を総合統括とする制作チームが解散。クリエーティブディレクターの佐々木宏氏が率いる新体制に移行したが、出演候補者だった女性タレントの容姿を侮辱する演出案を出したことで今年3月に辞任した。後任は置かず、組織委の日置貴之氏がエグゼクティブプロデューサーとして取りまとめる。