2021-07-14 08:03

サッカー男子、海外組最多で結果を=室内球技、久々の出場〔五輪〕

 【サッカー】日本男子は7大会連続出場。堂安、久保ら海外組は過去最多。オーバーエージ(OA、25歳以上)枠でも吉田らA代表の主力をそろえ、「史上最強」の呼び声も高い。
 53年ぶりのメダル獲得に向けて、1次リーグ初戦の南アフリカ戦を勝利で滑り出せるかが最大のポイント。続くメキシコ、フランスは強敵。手堅い守備から攻撃のリズムをつかんで、勝機を探る展開が理想だ。
 優勝候補の筆頭はスペイン。ドイツやアルゼンチン、前回金のブラジルも有力。エジプトなどアフリカ勢も注目だ。
 2大会ぶり出場の日本女子は、体格に勝る海外勢に対して技術面の優位性を示せるか。近年組織力も身に付けたライバルのプレスをかいくぐり、エース岩渕らが決定機を生かせるかがカギだ。
 1次リーグE組でカナダ、英国、チリの順に対戦。イングランドが主体の英国戦がヤマ場だが、順当なら決勝トーナメントに進む。その後は厳しい戦いが待ち受けるが、優勝候補の米国が軸となるメダル争いにオランダなどと食い込みたい。
 ◇ロンドンの再現を―女子
 【バレーボール】女子はロンドン五輪の銅以来となるメダルが目標。1次リーグは韓国、ケニア戦で必勝を期す。セルビア、ドミニカ共和国を攻略することで上位突破を目指したい。20歳の司令塔、籾井のトスから多彩な攻撃を繰り出せるか。
 3大会ぶり出場の男子は石川、西田が攻撃の中心。大学生の高橋ら若さを前面に、ベネズエラとの初戦で勢いに乗りたい。
 ビーチバレーは3大会ぶり出場の女子に石井、村上組。男子は3度目の五輪となる白鳥が元6人制の石島と組む。
 ◇「最強」男子、まず1勝を
 【バスケットボール】日本男子は1976年モントリオール大会以来の出場。米プロ協会(NBA)でプレーする八村、渡辺雄ら「史上最強」の編成で臨む。ただし1次リーグの相手は全て格上。1勝目を早めに挙げたいところだ。女子はエースの渡嘉敷を欠くが、高田、長岡らを中心に前回大会の8強以上を狙う。30日には6連覇中の米国と対戦。機動力がどこまで通用するか。
 新たに採用された3人制では、女子が5月の予選を通してレベルアップし、上位進出を目指す。
 ◇決勝Tが第一目標
 【ハンドボール】開催国枠で45年ぶり五輪出場の女子。主将の原らを中心に、堅守速攻のスタイルで強豪に挑む。1次リーグ突破で勢いに乗れば、メダルは視界に。33年ぶりの男子も決勝トーナメント進出を目指し、初戦で世界王者のデンマークに挑む。