2021-07-12 20:42

無観客も「警備に楽勝ない」=東京五輪〔五輪〕

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、大会警備を担う共同企業体(JV)と都内で決起集会を開いた。五輪で東京都と神奈川、千葉、埼玉、福島の各県、北海道の全会場が無観客となったことを受けて、米村敏朗チーフ・セキュリティー・オフィサーは「警備に楽勝はない。さまざまな感情を持った人が大勢いることも含め、むしろ五輪の警備環境は複雑になった」と述べた。
 観客用の手荷物検査場には1日最大約3700人の警備員を確保していたが、ほぼ無観客での開催になったことに伴い、その多くが削減される見込み。JVは553社で構成され、1日最大約1万8100人、大会前後の期間を含む全体で延べ約60万1200人の警備員を確保していた。