東京五輪・パラリンピック組織委員会は９日、五輪の観客数制限に伴うチケット再抽選の概要を発表し、野球・ソフトボール、サッカーの計４セッション（販売する時間帯ごとの単位）が対象になった。結果は１０日未明に公表する。
　野球は２８日に福島県で行われる１次リーグ開幕戦の日本―ドミニカ共和国、ソフトボールは２１日の日本―オーストラリアを含む１次リーグ３試合のセッション。サッカーは宮城県で２８日に行われる男子１次リーグ２試合のセッションと、３１日の男子準々決勝が対象となる。
　東京都への緊急事態宣言発令を受けて、都と神奈川、千葉、埼玉の首都圏３県に加え、北海道も全会場が無観客となった。宮城、福島、静岡の各県の会場は収容定員５０％以内で１万人が上限。茨城県では学校連携観戦プログラムの観客のみを受け入れる。
　無観客になった会場のチケットや、再抽選で落選した場合は自動的に返金される。それとは別に保有チケットの払い戻し希望者に対しては、１０〜２０日に申請を受け付ける。返金は大会終了後。