2021-07-06 19:58

オンラインで選手団結団式=山県主将「スポーツの力信じ戦う」―東京五輪〔五輪〕

 東京五輪に出場する日本選手団の結団式が6日、東京都内で行われた。出席者は限定され、他の選手らはオンラインで参加する初の方式。主将を務める陸上の山県亮太(セイコー)は「今自分たちにできることは真摯(しんし)に競技に向き合いベストを尽くすことだと思う。スポーツの力を信じ、チームジャパンの一員として全力で戦い抜くことを誓います」と決意表明した。
 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長から選手団旗が、旗手を務めるレスリングの須崎優衣(早大)に渡された。もう1人の旗手、バスケットボールの八村塁(ウィザーズ)は海外で調整中のため欠席した。
 日本選手団の総数は5日現在で史上最多の1058人(選手582人、役員476人)。新型コロナウイルス対策で式典参加の選手は主将と卓球の石川佳純副主将(全農)、旗手に限られ、全員がマスクを着用した。
 秋篠宮さまがオンラインで出席され、「感染症への対応に十分心を配られ、競技の場に臨んでは、日頃の成果を存分に発揮されることを願っております」と激励した。
 結団式に続いて壮行会が実施され、菅義偉首相から選手団に激励のメッセージが送られた。東京五輪は23日に開幕する。