2021-06-25 22:12

五輪警備「責任全う」=棚橋国家公安委員長が就任会見

 棚橋泰文国家公安委員長は25日、就任会見を行い、東京五輪・パラリンピックの警備担当トップを務めることに関し「警察は十分な準備を重ねてきた。開催国としての治安責任を全うし、安全安心な大会の実現に寄与するよう指導していく」と決意を示した。
 警察庁は被害が深刻化するサイバー事案への対応強化に向け、「サイバー直轄隊」(仮称)を来年度に創設する方針。棚橋氏は「サイバー空間の安全確保は国際的にも重要な課題だ。安全を担保し、国民にデジタル社会の便利さを享受していただくため、努力する」と強調した。
 棚橋氏は防災担当相も兼務する。新型コロナウイルス下の災害対応について「本格的な梅雨や台風シーズンを迎える中、コロナ禍でも適切に対応できるよう緊張感をもって臨む。被害を少なくするため全力を尽くしたい」と語った。