東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のコーツ調整委員長が２３日、体操などが行われる有明体操競技場を視察した。大会組織委員会によると、１５日に来日したコーツ氏が外出したのは初めて。今後は選手村を含めた関係施設を訪れる。
　コーツ氏は調整委のギラディ副委員長、組織委の橋本聖子会長らとともに競技場に約３０分間滞在。担当者から会場の特徴や新型コロナウイルス感染対策などの説明を受け、既に装飾がされた観客席を見たコーツ氏は「素晴らしい」と感想を述べた。上限が５０％となった観客の配置や、ＩＯＣ委員ら「オリンピックファミリー」の座席を確認するやりとりも。
　組織委によると、１５日に来日したコーツ氏は３日間の待機期間の後も行動規制があるが、行動計画を提出した上での外出は可能となっている。