国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長が１５日午後、チャーター機で羽田空港に到着した。１６日午前に菅義偉首相と会談し、来夏に延期された東京五輪の開催を目指すことを確認するとみられる。また五輪に向けた新型コロナウイルス対策などについて、大会組織委員会と協議する。
　バッハ会長の来日は、３月に五輪延期が決まって以後初めて。１８日まで日本に滞在する。
　１６日は菅首相と会談後、午後に安倍晋三前首相に五輪運動への貢献をたたえる五輪オーダーを授与し、小池百合子東京都知事とも会談。国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）、組織委との合同会議に出席し、組織委の森喜朗会長と合同で記者会見に臨む。１７日には東京・晴海の選手村、メイン会場となる国立競技場（新宿区）を視察する。