2021-06-13 16:57

感染対策違反、制裁金も=橋本組織委会長「厳しい対応ある」―東京五輪

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は11日の定例記者会見で、東京大会の新型コロナウイルス感染対策を選手や関係者が守らない場合の対応について「安心につながらない限りは安全を確保していく必要がある。そういった場合は厳しいこともお願いしないといけない」と述べ、制裁金を科すなどの措置があり得るとの認識を示した。検討内容は、来週にも公表される大会参加者の規則集「プレーブック」最終版に盛り込まれる見通し。
 橋本氏は「罰則金が生じることまでしないように、何か対策できないかと思っている」としつつ、「国民の皆さんが安心できなければ、行動規制を厳しくせざるを得ない」と指摘した。組織委などは大会時にスマートフォンの全地球測位システム(GPS)を活用し、関係者が決められた場所以外を訪れていないかどうかを確認する方針。悪質な違反の場合は、大会参加資格の剥奪もあるとしている。