2021-06-11 18:01

32年五輪、豪ブリスベン開催へ=7月総会に諮る―IOC

 【パリ時事】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は10日、理事会後に記者会見し、2032年夏季五輪・パラリンピックをオーストラリアのブリスベンで開催する案を、東京五輪開幕前となる7月21日の総会に諮る方針を明らかにした。提案は承認される見込みで、決まれば大会11年前の「決着」となる。
 IOCは大会の7年前に開催地を決める規定を19年に撤廃している。ブリスベンは今年2月、32年夏季大会の候補地としてIOCが優先的に対話を行うことを決めていた。豪州では1956年にメルボルン、2000年にはシドニーで夏季大会が開催された。
 32年五輪招致にはインドネシアや中国、ドイツ、ブダペスト(ハンガリー)、ドーハ(カタール)なども関心を示していた。IOCは将来的な五輪開催の可能性を探るため、今後も各国、各都市との対話を続ける。夏季大会については24年がパリ、28年は米ロサンゼルスでの開催が決まっている。