2021-06-09 17:56

医師と看護師、確保にめど=海外メディアはGPS管理―東京五輪・パラ

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は8日、大会時に必要な医師と看護師を今月中に全て確保できるとの見通しを示した。現時点で医師は約9割、看護師は約8割を確保。東京都内での理事会後に記者会見で明らかにした。
 大会で必要な医療人員は1日当たり最大で医師が約230人、看護師は約310人を想定。医師の残り1割はスポーツドクターらで対応し、残りの看護師は都協会などへの要請や、資格を持つ組織委職員の活用などで確保するとした。
 海外からの報道関係者は、民泊や友人宅での宿泊を取りやめてもらい、滞在ホテルを350超から減らして150ほどに集約し、組織委が監督者を常駐させる。原則ホテル待機となる入国後の14日間は、全地球測位システム(GPS)などで行動を管理する。
 また、大会関係者を輸送するバス関連の案件を承認した。1日当たり最大でバスは2200台、乗務員は2800人が必要になり、経費は136億7000万円の見込み。