2021-05-21 15:39
政府と組織委に五輪中止要望書=宇都宮氏「世論受け止めて」
元日弁連会長の宇都宮健児氏は21日、今夏に迫る東京五輪・パラリンピックの開催中止を求めるオンライン署名活動を踏まえた要望書を政府と大会組織委員会にそれぞれ提出した。集まった署名は同日時点で37万6000筆を超えた。
宇都宮氏は都内で取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大で医療体制が厳しい状況に触れ、「五輪よりも命と暮らしを大切にしてほしい」と述べた。菅義偉首相や橋本聖子組織委会長が安心で安全な大会を開催すると繰り返していることに対しては、「安全をどう保とうとしているのか。具体的に示してもらわないと国民の不安が募る。世論を真正面から受け止めてほしい」と話した。
14日には東京都、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)にも要望書を提出した。宇都宮氏は「日本がまとまって中止を決断し、IOCに申し入れるべきだ」と語った。50万筆の署名が集まった段階をめどに、改めて中止の要望を行う予定だという。
宇都宮氏は都内で取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大で医療体制が厳しい状況に触れ、「五輪よりも命と暮らしを大切にしてほしい」と述べた。菅義偉首相や橋本聖子組織委会長が安心で安全な大会を開催すると繰り返していることに対しては、「安全をどう保とうとしているのか。具体的に示してもらわないと国民の不安が募る。世論を真正面から受け止めてほしい」と話した。
14日には東京都、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)にも要望書を提出した。宇都宮氏は「日本がまとまって中止を決断し、IOCに申し入れるべきだ」と語った。50万筆の署名が集まった段階をめどに、改めて中止の要望を行う予定だという。