2022-03-08 18:37

残り2種目「力尽くしたい」=アルペン村岡が意気込み―北京パラ〔パラリンピック〕

 【北京時事】北京パラリンピックのアルペンスキー女子座位で、3個(金2、銀1)のメダルを獲得した村岡桃佳(トヨタ自動車)が8日、北京市延慶区の選手村で記者会見し、「金メダルをうれしく思う。しっかりオフを取り、残り2種目に力を尽くしたい」と心境を語った。
 今大会は5種目に出場予定で、残るは技術系の大回転と回転。村岡は連覇が懸かる11日の大回転で、冬季では日本勢で単独最多となる個人通算4個目の金メダルを狙う。「高速系とは違う、難しい斜面。雪質も異なるので、どれだけ対処できるか」と気を引き締めた。
 7日のスーパー複合で優勝を阻まれたアナレナ・フォルスター(ドイツ)が最大の壁となる。村岡は「ライバルに勝ちたいのはもちろんだが、自分が持っている力を最大限発揮したい」と話した。
 男子座位で二つの銅メダルを手にした森井大輝(トヨタ自動車)も大回転と回転を前に会見。急斜面への対応力をポイントに挙げ、「道具や自分をどれだけ合わせられるか」と意気込んだ。男子座位には14年ソチ大会の回転で金メダルの鈴木猛史(KYB)も出場し、2大会ぶりの表彰台を狙う。
[時事通信社]