2021-05-07 18:25

「一日も早く」「リスク冒さない」=五輪代表選手、ワクチン提供に

 国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪・パラリンピックに参加する各国選手団に新型コロナウイルスワクチンを提供する方針を示したことに対して7日、五輪代表選手らがさまざまな反応を示した。
 アーティスティックスイミング(AS)日本代表で主将を務める乾友紀子(井村ク)は、日本選手権が行われている大阪府門真市で取材に対応。日本水連や日本オリンピック委員会(JOC)の指示に従うとし、「個人的には、自分で自分の身を守るという面でも接種を受けられたら」と話した。井村雅代ヘッドコーチもワクチン接種には肯定的。これまで選手が外出を控えるなどのルールを徹底してきたことを強調し、「一日も早く接種を受けさせたい。五輪開催に大きく近づいてうれしい」と歓迎した。
 空手五輪代表からは微妙な感想も。女子組手61キロ級の染谷真有美(テアトルアカデミー)は「正直、自分からワクチンを打とうという意思はなく、それがルールならば従おうという気持ち。わざわざリスクを冒さなくてもいいかな」と消極的な考え。男子組手67キロ級の佐合尚人(高栄警備保障)は「なかなか答えることができない問題」とコメントを避けた。