【北京時事】ウクライナ・パラリンピック委員会のスシュケビッチ会長が３日、北京市内で記者会見し、一夜で覆った国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）の決定を支持した。ロシアとベラルーシ選手の北京大会出場を認めないと決めたことについて、「公平な決定が出された。戦争をしたいと言っている国に対する正当な判断だ」と述べた。ＩＰＣに対して、出場停止にすべきだとの書簡を出していたことも明らかにした。
　会長によると、ウクライナ選手団はバスで何日も費やし、陸路で北京に到着した。「ここにいることが象徴するのは、ウクライナが国として存在すること。来ないことはあり得なかった」と話し、大会に出場する意義を強調。その上で「ウクライナでの戦争を止めたい。世界での戦争を止めたい。われわれの目標は平和だ」と訴えた。　
[時事通信社]