2022-02-28 23:41

ロシア選手の扱い協議へ=3月2日にIPC理事会―北京パラ〔パラリンピック〕

 【北京時事】ロシアのウクライナ侵攻を受け、国際パラリンピック委員会(IPC)が3月4日に開幕する北京パラリンピックでのロシア選手の扱いに関して協議することが28日、分かった。3月2日に開く理事会で、渡航が難しくなっているウクライナ選手への対応についても結論を出す見通し。
 ロシアで予定されていた多くの競技の国際大会の中止や開催地変更が相次いで決定。ウクライナの選手らが国際オリンピック委員会(IOC)とIPCにロシア選手の国際大会からの追放を要求するなど、スポーツ界ではロシア排除の動きが強まっている。IOCは28日、各国際競技団体に対し、ロシアと協力国のベラルーシの選手を大会に参加させないよう要請する声明を出した。
 ロシア勢は組織的なドーピング問題で資格停止中のため、北京パラリンピックにはロシア・パラリンピック委員会(RPC)として個人資格で出場することになっている。
[時事通信社]