2021-05-03 11:24

スポーツドクター200人を募集=東京五輪パラ期間に従事―組織委

 東京五輪・パラリンピック組織委員会が、大会中に各会場医務室などで対応可能な日本スポーツ協会公認スポーツドクター(医師)を同協会を通じて200人程度募集していることが2日、分かった。協会が対象者に送った募集案内によると、ボランティアとしての活動になるため、交通費相当額などを除き謝礼は支給されない。
 活動内容は熱中症や新型コロナウイルス感染症の疑いがある人への救急対応、体調不良者やけが人の治療が中心。少なくとも数日程度は従事できることが条件で、応募の締め切りは14日になっている。スポーツドクターは医師免許を取得後4年が経過し、必要な講習会受講などを経て得られる資格。
 東京大会の医療スタッフをめぐっては、組織委が4月に日本看護協会に対して看護師500人の確保を依頼したことも判明。国内での新型コロナの感染拡大を受け、大会時に必要な人員を確保できるか懸念されている。