2022-02-20 18:40

ミュアヘッド、歓喜の涙〔五輪・カーリング〕

 4度目の五輪で初めて金メダルに輝いた英国のスキップ、ミュアヘッド。表彰式では涙を流し、「現実ではないみたい」と声を弾ませた。
 前回の平昌五輪3位決定戦。自身が放った最後の一投がミスになり、日本に敗れた。「信じられないほど、つらかった。あのショットは今でも思い出す」。この日は第7エンドで勝負を決定付ける好ショットを決めるなど、苦い記憶を自らの手で拭い去った。
 チーム内に新型コロナウイルス感染者が出るなど、多くの苦難を乗り越えてきた。ミュアヘッドは、コロナ禍で看護師としても奮闘してきたサードのライトら一人一人の名前を挙げ、感謝の言葉を並べた。母国に今大会初の金メダルをもたらした31歳は、「このメンバーでなければ成し遂げられなかった」と言い、涙を拭った。