距離女子で５度目の五輪を終えた４１歳の石田は、強風と寒さの中の厳しいレースで２６位に入り、「頑張れたことと、足も手も凍傷にならず健康面も問題なくてよかった」と話した。
　中盤の集団で粘り強く走り、一時２０位以内に上がるなど好位置を保った。１５キロ複合、１０キロクラシカルに続いて日本勢でトップ。健在ぶりを示す一方で、自分に迫る日本選手がいない現状には不満もある。「みんな、よかったなという思いはしていない。それを糧にこれから頑張ってもらいたい」と、後輩たちの奮起を期待した。
　今後の競技人生については、「取りあえず何も考えていない。まずは今季を頑張り切りたい」。すぐに再開するワールドカップ（Ｗ杯）に備え、体のケアに目を向けていた。