2021-04-29 10:45

「プレーブック」第2版の要点=東京五輪

 一、日本に入国前の14日間以内に新型コロナウイルスの症状がある場合は渡航を中止する。
 一、海外から訪れる全ての大会関係者は、出発前の96時間以内に日本政府が指定する方法で2度の検査を実施し、指定の書式による陰性結果証明書を取得する。日本到着時は空港で検査を受ける。
 一、入国翌日から3日間は自室で隔離する。ただし、選手は陰性の証明など一定の条件を満たせば、入国後すぐに練習できる。
 一、日本滞在中は原則として毎日検査を実施する。2種類のスマートフォン向けアプリを活用し、検温結果や症状の有無などを毎日報告する。
 一、練習や競技、食事、就寝、インタビュー時以外は常時マスクを着用。手洗いや手指消毒などの衛生管理を徹底し、他者との社会的距離を保つ。
 一、原則として行動は活動計画書に記した内容に限定し、観光地、店舗、レストラン、バー、ジムには行けない。移動手段は大会専用車両のみとし、原則として公共交通機関は利用不可。ただし遠距離移動などやむを得ない場合は、航空機や新幹線の利用を認める。
 一、37.5度以上の体温があった場合、会場入りできない。ハグ、ハイタッチ、握手などの接触を避ける。応援時は大声や歓声、歌うことを避け拍手など飛沫(ひまつ)を防ぐ方法を推奨する。
 一、食事はウイルス対策が施されている施設やデリバリーに限る。
 一、ワクチン接種は参加者の義務ではないが、国際オリンピック委員会(IOC)は接種を推奨する。
 一、プレーブックの規則に違反した場合、資格認定証の剥奪などの懲罰的措置を受ける可能性がある。