【北京時事】第２４回冬季五輪北京大会は２０日午後８時（日本時間同９時）から、北京市の国家体育場（愛称・鳥の巣）で閉会式が行われ、１７日間の熱戦が幕を閉じる。
　日本勢は１９日までに、冬季大会で最多を更新するメダル１７個（金３、銀５、銅９）を獲得。新型コロナウイルス禍で調整に苦しんだ選手も多い中、同じくメダル数の最多を更新した昨夏の東京五輪に続いて高い競技力を示した。
　閉会式に先立ち、カーリング女子でロコ・ソラーレの日本が初の金メダルを懸けて英国と対戦した。スキー距離女子３０キロフリーには石田正子（ＪＲ北海道）らが臨む。アイスホッケー男子は決勝、フィギュアスケートはエキシビションがあり、羽生結弦（ＡＮＡ）らが出演予定。
　新型コロナの世界的な流行が依然として続く中、大会組織委員会は選手、関係者と外部との接触を遮断する厳格な対策を実行。競技運営に大きな支障はなかった。その一方、ドーピング問題に揺れる中で、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手（ロシア・オリンピック委員会＝ＲＯＣ）が出場し、議論を呼んだ大会でもあった。　
[時事通信社]