2022-02-18 22:32

躍進ペア、SPは悔い=三浦、木原組、切り替えてフリーへ〔五輪・フィギュア〕

 大会序盤、団体で日本に初のメダルをもたらす立役者となった三浦、木原組。終盤に迎えたペアのSPでは、団体でマークした自己ベストに3.60点届かず、悔いの残る結果となった。
 2人が息を合わせて跳ぶ3回転トーループで、三浦の回転が抜けて2回転になった。初代表の20歳は「失敗を恐れて、ネガティブ思考になりやすかった」。五輪3大会目の木原は、三浦の緊張を感じ取っていたが「サポートし切れなかったのが残念」と声を落とした。
 結成3季目の今季はグランプリ(GP)シリーズで2戦とも表彰台に立つなど躍進。中止となったものの、シリーズ上位6組によるGPファイナル出場権を日本人同士のペアで初めて獲得した。
 木原は、実戦間隔が空いた影響を否定し「きょうのことは忘れて(フリーは)攻めていきたい」と切り替える姿勢を強調した。三浦は「笑顔で滑り切れるように頑張りたい」。ペア日本勢初の入賞、さらに「5番以内」を狙う力は十分に持っている。