2021-04-14 10:56
「安心安全」理解得たい=無観客開催も想定―組織委の橋本会長に聞く・東京五輪
東京五輪開幕まで100日の節目を迎え、大会組織委員会の橋本聖子会長がインタビューに応じた。万全の新型コロナウイルス対策を講じ、大会開催への道筋を付ける決意を語った。
―大会準備の現況は。
4月に(感染予防策などをまとめた)プレーブックの改訂をしていく。そして国内の観客数の上限の方向性(を出す)。聖火リレーも3月25日から始まった。各自治体をつなぐ連帯感が一つのレガシーになっていけたらいい。組織委も最終的には(職員が)約8000人ぐらいになる。ワンチームになれるように準備に取り組んでいきたい。
―大会開催への手応えはどうか。
絶対やるんだという思いでずっときているが、国民の皆さんは不安が先に立つと思う。これだけ開催への支持率が低くなると、選手も大会を開催してほしいということすら口に出せず、何とかしなければいけないと思った。ここにきて感染者数が増え、厳しいのではという声が最近また多くなっている。安心と安全をどう理解してもらえるかというところ。手応えは自分の中では全く変わらない。
―感染予防策の最終的な形とは。
(ウイルスを)うつさない、うつらないという「バブル(外部との接触を断つ環境)」をどれだけしっかりとつくり上げていくか。コロナ対策を万全にやればやるほど、より厳しい水際対策をしていかなければいけない。ものすごく時間がかかり、ものすごく難しいところに直面している。
―無観客開催の可能性はあるか。
状況によっては無観客も想定しないといけない。一人でも多くの方に見ていただきたい気持ちは強い。ただ、考えたくないが、想定はしておかなければいけない。
―これまでの五輪とは雰囲気が変わりそうだ。
大会ができてよかったとアスリートに思ってもらえるように。接触ができないからこそ、心と心のつながりをどうやって表現するかということが、東京大会に与えられた課題になっている。人のつながりがいかに大切で、いかにありがたいものなのかが実感されるような舞台をつくり上げたい。
―聖火リレーの最終走者、開会式の点火者はどんな人物がふさわしいか。
コロナや自然災害、特に大会自体が復興五輪・パラリンピックだから、そういった思いが詰め込まれたもので、希望とともに未来が切り開かれていくイメージは大事だと思っている。やっぱり聖火がともる時というのは、アスリートにとってスイッチが入る。
―大会準備の現況は。
4月に(感染予防策などをまとめた)プレーブックの改訂をしていく。そして国内の観客数の上限の方向性(を出す)。聖火リレーも3月25日から始まった。各自治体をつなぐ連帯感が一つのレガシーになっていけたらいい。組織委も最終的には(職員が)約8000人ぐらいになる。ワンチームになれるように準備に取り組んでいきたい。
―大会開催への手応えはどうか。
絶対やるんだという思いでずっときているが、国民の皆さんは不安が先に立つと思う。これだけ開催への支持率が低くなると、選手も大会を開催してほしいということすら口に出せず、何とかしなければいけないと思った。ここにきて感染者数が増え、厳しいのではという声が最近また多くなっている。安心と安全をどう理解してもらえるかというところ。手応えは自分の中では全く変わらない。
―感染予防策の最終的な形とは。
(ウイルスを)うつさない、うつらないという「バブル(外部との接触を断つ環境)」をどれだけしっかりとつくり上げていくか。コロナ対策を万全にやればやるほど、より厳しい水際対策をしていかなければいけない。ものすごく時間がかかり、ものすごく難しいところに直面している。
―無観客開催の可能性はあるか。
状況によっては無観客も想定しないといけない。一人でも多くの方に見ていただきたい気持ちは強い。ただ、考えたくないが、想定はしておかなければいけない。
―これまでの五輪とは雰囲気が変わりそうだ。
大会ができてよかったとアスリートに思ってもらえるように。接触ができないからこそ、心と心のつながりをどうやって表現するかということが、東京大会に与えられた課題になっている。人のつながりがいかに大切で、いかにありがたいものなのかが実感されるような舞台をつくり上げたい。
―聖火リレーの最終走者、開会式の点火者はどんな人物がふさわしいか。
コロナや自然災害、特に大会自体が復興五輪・パラリンピックだから、そういった思いが詰め込まれたもので、希望とともに未来が切り開かれていくイメージは大事だと思っている。やっぱり聖火がともる時というのは、アスリートにとってスイッチが入る。