2021-04-07 21:05

母につないだ聖火=レスリングで五輪3連覇の吉田沙保里さん―東京五輪

 レスリング女子で五輪3連覇の偉業を達成している吉田沙保里さん(38)が7日、地元の津市内を走る聖火ランナーの第1走者を務めた。自身が命名した屋内総合スポーツ施設「サオリーナ」をスタート。次の走者、母幸代さん(66)につなぐ際には、親子でレスリングの構えを見せて観衆を喜ばせた。
 沿道の拍手に少し緊張したというが、「すがすがしく、気持ち良く走ることができた」。現役時代の応援に感謝しながら、「五輪の舞台に立つ選手たちにエールを込めた」と振り返った。
 本番を控えるレスリング女子の後輩らには、「軽量級の枠をしっかり取って、全階級で金メダルを目指して頑張ってほしい」と激励した。