2021-04-01 20:06

クラス分け、日本で受検可=東京パラ、10競技の選手救済―IPC

 国際パラリンピック委員会(IPC)は31日、東京大会出場の前提となる障害の「クラス分け」に関し、陸上や競泳など10競技の選手が日本で受検できる態勢を整えると発表した。
 クラス分けは手足の欠損、視覚障害、知的障害など多様な障害がある選手同士が、できるだけ同じ条件で競えるようにする制度。基本的に国際大会に合わせて実施されてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、その場が失われていた。
 ボッチャ、カヌー、自転車、柔道、ボート、シッティングバレーボール、車いすラグビー、車いすテニスも対象。残り12競技は受検機会があるなどの理由で見送られた。
 東京大会組織委員会によると、2016年リオデジャネイロ大会で選手村開村から開会式までに実施した例がある。