2021-03-31 11:37

米五輪委、選考会での抗議行動容認

 米国オリンピック・パラリンピック委員会は30日、五輪とパラの代表選考会で選手が差別に対する抗議行動を取ることを容認する新たな規則を公表した。ハーシュランド最高経営責任者(CEO)は「選手が人種問題や社会正義についての考えを表現する自由が明確になる」とのメッセージを出した。
 具体的には、国歌斉唱時や表彰台での膝つきや拳の突き上げといった行為を認める一方、暴力的表現や、特定の団体、個人への批判は禁止する。
 五輪憲章では大会における政治的、宗教的、人種的な宣伝活動は禁止されており、この条項の撤廃を求める声が上がっている。