2021-03-31 12:29

国歌に代わり「チャイコフスキー」=ドーピング問題のロシア

 【ロンドン時事】ロシア・パラリンピック委員会は30日、組織的なドーピング問題によりパラリンピックなどの主要国際大会で使用が禁じられている国歌に代わり、同国出身の作曲家、チャイコフスキーの楽曲を使うことを理事会で決めた。国際パラリンピック委員会(IPC)に提案する。タス通信が報じた。
 25日には、ロシア・オリンピック委員会が国際オリンピック委員会(IOC)に対して同様の提案を行った。IOCやIPCが承認すれば、今夏の東京五輪・パラリンピックで使用できる。
 28日までストックホルムで行われたフィギュアスケート世界選手権の表彰式では、ロシア勢が優勝した際にチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」が流れた。