2020-12-05 20:09

新谷、新型コロナワクチン「受けたくない」=副作用を懸念―陸上

 陸上女子1万メートルで東京五輪代表に決まった新谷仁美選手(積水化学)が5日、大阪市内で行われた記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種について副作用への懸念を示し、「個人的な意見だが正直、受けたくない。アスリートは結果と同じように体調管理を大事にしている。対策をしっかりした上で(五輪に)臨みたい」と述べた。
 女子5000メートル代表の田中希実選手(豊田自動織機TC)は「受ける、受けないはまだはっきり決めているわけではないが、アスリートとしては自分で体調を管理していくことが一番」と話し、男子1万メートル代表の相沢晃選手(旭化成)は「しっかり専門家の話を聞いて、どうするか決めていきたい」と慎重に語った。
 五輪参加者のワクチン接種をめぐっては、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が11月に来日した際、「選手やその他の参加者、特に選手村で過ごす人には接種を勧めるが、自由裁量に任せる」と義務化はしない方針を示した。