2021-03-20 21:30

海外客断念、「致し方ない結論」=組織委の橋本会長との一問一答―東京五輪

 海外一般観客の受け入れ断念で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が記者会見した。一問一答は次の通り。
 ―率直な思いは。
 私もアスリートとして五輪を何度か経験させてもらった。(海外客が)来ることができないのは本当に残念だが、現下のコロナ感染症の状況を見ると、国民、各国から来るアスリート、関係者の安心・安全を確保するためには致し方ない結論。
 ―バッハIOC会長、パーソンズIPC会長の反応はどうだったか。
 非常に残念であるとおっしゃっていたが、安全と安心を考えたときにこの選択は間違っていないと了承いただいた。
 ―将来につなげる「東京モデル」と言える仕掛けのアイデアは。
 全ての権限はIOCにあり、提案を全て受け入れてはもらえないと思うが、持続可能な五輪・パラリンピックを考えたときに、1年延期となった大会の運営は大きなレガシーになる。全員が参加型の大会にすることができないかと考えている。日本のテクノロジーを最大限活用しながら、世界の人々と一体感を持って歓迎されるものにしたい。