2022-02-08 15:28

失格続出、「抗議来ていない」=混合団体でFIS〔五輪・スキージャンプ〕

 【北京時事】7日に張家口で行われた北京五輪のノルディックスキー・ジャンプ混合団体で、スーツの規定違反による失格者が続出したことについて、国際スキー連盟(FIS)の広報担当者は8日、「どのチームからも公式な抗議は来ていない」と明らかにした。10チームが参加した五輪初実施の同種目では、日本の高梨沙羅(クラレ)ら女子の5選手がスーツの規定違反で失格となった。
 FISによると、競技中の用具検査は全チームの男女の選手に対して行われた。「公平性を担保するため、通常は1人で検査するところを五輪では2人で行っている」と説明。違反となったのは全て五輪用に作られたスーツで、大き過ぎて浮力の面で有利になっていた。競技前にはFISが事前テストの機会を提供したが、数チームしか利用しなかったとしている。 
[時事通信社]