2021-03-18 11:51

「大会にまた悩みの種」=海外メディア、式典責任者の辞意伝える

 【ニューヨーク時事】東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が、式典に出演予定だった女性タレントの渡辺直美さん(33)の容姿を侮辱するような演出を関係者に提案したと週刊文春が報じた問題を、17日に海外メディアも伝えた。
 米ブルームバーグ通信(電子版)は佐々木氏が辞任する意向であることを報じ、「延期された大会の新たな妨げ」と指摘。2月に大会組織委員会の森喜朗前会長が、女性蔑視発言で辞任したことにも触れ、「既に国民からの支持の低さに直面している大会にとって、また別の悩みの種になるだろう」とした。ロイター通信、AFP通信も問題を伝えた。