2021-03-16 18:53

パラスポーツ、選手発掘チームを設置=財政基盤拡充にも注力

 日本障がい者スポーツ協会は16日、パラスポーツの普及、強化目標を定めた「2030年ビジョン」と日本パラリンピック委員会(JPC)の戦略計画を発表した。
 JPC強化委員が積極的に有望選手のスカウトに乗り出す「JPCタレント発掘チーム」を設置。今年は33社の障がい者スポーツ協会オフィシャルパートナーを40社に拡大するなどして財政基盤の拡充にも努める。
 「障害者スポーツ」という言葉を「パラスポーツ」に置き換える基本方針を示し、競技への理解、認知度の浸透を促していくことを明記。国際パラリンピック委員会公認の学習用教材などを使って、若い世代への理解も図っていく。
 今夏の東京パラで金メダル獲得20個を掲げる目標は維持し、同大会の成績を踏まえて28年ロサンゼルス・パラの目標を検討する。