2021-03-11 18:04
バッハ会長が再選=東京五輪開催、改めて意欲―IOC
【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)は10日、オンラインで総会を開き、トーマス・バッハ会長(67)は新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪について、「7月23日に開会式が行われることを疑う理由はない」と述べ、改めて開催に強い意欲を示した。
総会では会長選挙を実施。現職のバッハ氏以外の対立候補はなく信任投票が行われ、信任93、不信任1、棄権4で過半数の賛成票を得た。2期目は東京五輪が閉幕する翌日の8月9日から4年間。
日本政府は海外からの一般客の受け入れを断念する方針だが、国内の観客については別途判断する。バッハ会長は感染状況の推移を見守りつつ、観客の上限を決める時期については「5、6月までドアを開けておく必要がある」と語った。
バッハ会長は2013年9月に就任。在任中はロシアの組織的ドーピング問題や新型コロナ感染拡大による東京五輪・パラリンピックの1年延期などスポーツ界で未曽有の事態に対応。五輪招致熱の冷え込みに対しては、24、28年夏季大会をパリとロサンゼルスに同時に決定する大胆な手法で乗り切った。
IOC会長の任期は1期目が8年間で、再選は1度だけ認められる。
◇バッハ氏の略歴
トーマス・バッハ(ドイツ)76年モントリオール五輪のフェンシング男子団体フルーレで金メダルを獲得。冷戦下の80年モスクワ五輪は西側諸国のボイコットで出場できなかった。91年にIOC委員となり、理事や副会長を歴任。13年9月のIOC総会でロゲ前会長(ベルギー)の後任として第9代会長に選ばれた。14年に五輪改革「アジェンダ2020」を策定。弁護士資格を持つ。67歳。
総会では会長選挙を実施。現職のバッハ氏以外の対立候補はなく信任投票が行われ、信任93、不信任1、棄権4で過半数の賛成票を得た。2期目は東京五輪が閉幕する翌日の8月9日から4年間。
日本政府は海外からの一般客の受け入れを断念する方針だが、国内の観客については別途判断する。バッハ会長は感染状況の推移を見守りつつ、観客の上限を決める時期については「5、6月までドアを開けておく必要がある」と語った。
バッハ会長は2013年9月に就任。在任中はロシアの組織的ドーピング問題や新型コロナ感染拡大による東京五輪・パラリンピックの1年延期などスポーツ界で未曽有の事態に対応。五輪招致熱の冷え込みに対しては、24、28年夏季大会をパリとロサンゼルスに同時に決定する大胆な手法で乗り切った。
IOC会長の任期は1期目が8年間で、再選は1度だけ認められる。
◇バッハ氏の略歴
トーマス・バッハ(ドイツ)76年モントリオール五輪のフェンシング男子団体フルーレで金メダルを獲得。冷戦下の80年モスクワ五輪は西側諸国のボイコットで出場できなかった。91年にIOC委員となり、理事や副会長を歴任。13年9月のIOC総会でロゲ前会長(ベルギー)の後任として第9代会長に選ばれた。14年に五輪改革「アジェンダ2020」を策定。弁護士資格を持つ。67歳。