2022-02-10 21:16

「僕なりの4回転半」=羽生との一問一答〔五輪・フィギュア〕

 五輪3連覇を逃した羽生結弦との一問一答は次の通り。
 ―3度目の五輪を終えて。
 今できる羽生結弦の(クワッド)アクセルのベストがあれかなという感じもしている。
 ―楽しめたか。
 全然楽しくなかった。いっぱいいっぱい。
 ―五輪とは。
 一言では言えない。ソチは(完璧な演技ではなく)悔しいながらも勝ち、ある意味では成長できた。平昌はその成長を全部出し切れた。今回は、ちょっと時間がたつと見えてくるものもあるかもしれないが、挑戦し切った、プライドを詰め込んだ五輪だったと思う。
 ―右足の状態。
 詳しく話すかどうかすごく悩んでいる。勝てたら言ってもいいかなと思っていたが。いろいろ手を加えていただき、何とか(リンクに)立てた。
 ―フリーに向けて一番強く思ったことは。
 絶対にアクセルを降りる、絶対回り切る、自分のスケートを出し切ると思っていた。
 ―4回転半の手応え。
 手応えはすごく良かった。「これが4回転半の回転の速度なんだ」と。ここからランディング(着氷姿勢)をつくるには、ちょっと危険過ぎて、人間にはできないかもしれないが、僕なりの4回転半はできていたかなと思っている。
 ―4回転半への挑戦はまだ続くか。
 もうちょっと時間をください。ちょっと考えたいです。それくらい、今回やり切ってます。