2021-03-11 00:56

東京五輪開催、改めて意欲=バッハIOC会長

 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)の総会が10日、オンラインで始まり、新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪について、トーマス・バッハ会長(67)は「問われているのは開催の可否ではなく、どのように開催するかだ」と述べ、改めて7月23日に開幕予定の五輪実施に強い意欲を示した。 
 総会では現職のバッハ氏だけが立候補している会長選挙の信任投票を実施する。再選は確実視されており、最終任期の2期目は東京五輪が閉幕する翌日の8月9日から4年間となる。再選されれば前会長のジャック・ロゲ氏(ベルギー)同様、バッハ氏は現行の規定で最長となる12年間、IOC会長を務めることになる。
 バッハ会長は2013年9月に就任。在任中はロシアの組織的ドーピング問題や新型コロナウイルス感染拡大による東京五輪・パラリンピックの1年延期などスポーツ界で未曽有の事態にトップとして対応。五輪招致熱の冷え込みに対しては、24、28年夏季大会をパリとロサンゼルスに同時に決定する大胆な手法で乗り切った。
 IOC会長の任期は1期目が8年間で、再選は1度だけ認められる。