【ロンドン時事】国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は８日に理事会を開き、選手への政治的な差別が問題視されるベラルーシ・オリンピック委員会に対する暫定的な処分を発表した。２月に選出されたビクトル・ルカシェンコ氏の会長就任を認めず、同氏は五輪にも参加させない。
　ＩＯＣは昨年１２月、東京五輪などに関わる分を除いてベラルーシ五輪委への資金援助を凍結。ビクトル氏の父で当時の会長だったルカシェンコ大統領の東京五輪参加を認めないなどの暫定的な制裁措置を決めた。