2021-03-09 12:33

聖火リレー辞退「懸念ない」=IOC

 【ロンドン時事】国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は8日、オンラインで記者会見し、東京五輪聖火リレーのランナーに辞退者が相次いでいることについて「特別な懸念はない。聖火リレーは重要な瞬間になり、大会につながる興奮をもたらすと確信している」と述べた。リレーは25日に福島県で始まる。
 IOCは10日から行われる総会の準備のため、8日に理事会を開いた。東京五輪での海外客の受け入れ可否については、25日までに決めることで大会組織委員会などと合意している。アダムス部長は「私たちは、できるだけ(本来の)五輪に近づけたいと言ってきた」としつつ「観客についてはあらゆる種類の措置を検討していく」と語った。
 国際女性デーの8日に合わせ、IOCは女子テニスの大坂なおみ(日清食品)の談話を公式サイトに掲載。大坂は東京五輪・パラリンピック組織委の会長に橋本聖子氏が就任したことに関し、「日本と世界の女性にとって非常に重要な瞬間。大きな夢を持った若い女の子が、何でも可能だと知るための刺激になることを願う」とコメントした。