2022-02-11 20:51
トリメタジジン、虚血性心疾患の治療で使用=服用で心機能向上も〔五輪・フィギュア〕
フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手(15)=ロシア・オリンピック委員会(ROC)=の検体から見つかった禁止薬物「トリメタジジン」は、血管を拡張する作用などがあり、日本では狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の治療に使われる。
ロイター通信は専門家の話として、薬を服用すれば「理論上は確実に心機能の手助けとなる」と説明。特に持久力を要するスポーツでは身体能力の向上につながるとされる一方で、効能がどの程度持続するかについてはさまざまな意見があるという。
日本では治療薬として使われているが、米国のように認可していない国もある。ロイター通信によると、世界反ドーピング機関(WADA)元事務総長のデービッド・ハウマン氏は「誤って摂取してしまうような薬ではない。日常的に処方したり、15歳に処方したりするような薬でもない」と指摘している。
WADAは2014年にトリメタジジンを禁止薬物リストに追加。18年平昌五輪でロシアからの五輪選手(OAR)としてボブスレー女子に出場したナジェジダ・セルゲエワ選手や、中国男子競泳の孫楊選手の検体から検出された例がある。
ロイター通信は専門家の話として、薬を服用すれば「理論上は確実に心機能の手助けとなる」と説明。特に持久力を要するスポーツでは身体能力の向上につながるとされる一方で、効能がどの程度持続するかについてはさまざまな意見があるという。
日本では治療薬として使われているが、米国のように認可していない国もある。ロイター通信によると、世界反ドーピング機関(WADA)元事務総長のデービッド・ハウマン氏は「誤って摂取してしまうような薬ではない。日常的に処方したり、15歳に処方したりするような薬でもない」と指摘している。
WADAは2014年にトリメタジジンを禁止薬物リストに追加。18年平昌五輪でロシアからの五輪選手(OAR)としてボブスレー女子に出場したナジェジダ・セルゲエワ選手や、中国男子競泳の孫楊選手の検体から検出された例がある。