2021-03-03 18:09

高橋さんら12人理事選任=女性比率40%を達成―東京五輪組織委

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、東京都内で評議員会を開き、マラソン五輪金メダリストの高橋尚子さんや、アルペンスキーのパラリンピック金メダリストの大日方邦子さんら女性12人を新たに理事に選んだ。組織委の理事45人のうち女性は約42%の19人となり、橋本聖子会長が目指した女性理事の比率40%を達成した。
 スポーツ界の他、学者や弁護士、民間企業出身者、感染症の専門家などから人選。多様性の推進に向け、アイヌ民族の血を受け継ぐ人たちでつくる市民団体「登別アシリの会」の芳賀美津枝代表も名を連ねた。橋本会長は評議員会後、「さまざまな分野で活躍されている方を選んだ。大事なことは何をすべきか。ご意見、ご提言をいただき、日々まとめていくことが重要」と述べた。
 評議員会では、理事数上限を35人としていた定款の規定を45人に変更することも決めた。