2021-02-24 18:14

来週にも五輪トップ級会談=橋本会長の就任後初

 東京都の小池百合子知事は24日の都議会本会議で、東京五輪のトップ級会談について、来週にも開催する方針を示した。国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長も参加する。地域政党「都民ファーストの会」の代表質問への答弁。
 当初、会談は小池氏と、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長、橋本聖子五輪担当相(共に当時)、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の4者で今月17日に実施する予定だった。しかし、森氏による女性蔑視発言を受け先送りとなっていた。森氏が引責辞任し、橋本氏が後任会長に就任してから初のトップ級会談となる。会談には、橋本氏の後任の丸川珠代新五輪相も出席する。 
 小池氏は答弁で「多様性と調和という理念の下、パラリンピックを成功させ、共生社会の実現につなげることは大会のレガシーとなる」と述べ、会談にIPCが加わる意義を強調。「新型コロナウイルス対策を幅広く精力的に検討し、安全・安心な大会の実現に向けて準備を加速する」と語った。
 これに関し、橋本氏は24日、記者団の取材に「できる限り早い段階でセットさせていただくことがベストではないか」と説明。5者会談となることについては「非常に良いことだと思う」と述べた。