2020-11-17 12:38

安倍前首相に五輪オーダー授与=式典でバッハIOC会長から

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は16日、東京都新宿区の日本オリンピックミュージアムで、五輪運動の普及と発展への貢献をたたえる五輪オーダーを安倍晋三前首相に授与した。日本人の受章は4年ぶりで63人目。
 安倍氏は五輪開催都市を決める2013年9月のIOC総会で演説し、東京五輪の招致に貢献。今年3月には新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大会の1年延期をIOCに提案した。首相退任後に大会組織委員会の名誉最高顧問に就任した安倍氏は「五輪を待ち望み、成功させようと勇んでやまない全ての日本人に成り代わる思いで頂戴します」と式典で述べた。
 バッハ会長は「あなたの五輪への支援は薄らぐことはなかった。延期という歴史的な判断は、私たちの深い信頼と理解があってこそだった」と安倍氏をたたえた。