2021-02-19 00:56

「立場変わっても前へ」=橋本新会長との一問一答―東京五輪・パラ組織委

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子新会長が記者会見で質問に答えた。一問一答は次の通り。
 ―これまでは五輪担当相を全うすると発言した。
 五輪相、女性活躍相の立場から東京大会を支えることで全うしたい気持ちは強く持っている。直前まで非常に悩んだ。立場が変わっても(五輪開催を)前に進めるためには、私自身が受けることが重要と思い、決断した。
 ―森前会長の辞任にはジェンダーの問題があった。
 組織委で早急な対応が必要。今月内に新たな方向性を提示したい。女性(役員)の比率を40%にする、タスクフォースを立ち上げるなど、国際オリンピック委員会(IOC)にも提言する。
 ―過去に自身の行動がセクハラと報道された。
 軽率な行動を深く反省している。
 ―今後は森前会長と相談していくのか。
 政治の師でもあり、特別な存在。正すものと継承するものとがある。しっかり区別してやっていきたい。
 ―国会議員としての立場は。政府の言いなりではとの見方もある。
 辞職しなくても、会長になることはIOC、国も認めていただいている。疑念を持たれないような行動を取っていく。
 ―五輪開催に反対が多い世論をどう捉えるか。
 医療体制はどうなのか、という不安が支持率に表れていると思う。安心、安全と思ってもらえるようなものを打ち出す。
 ―(森発言による)ボランティア、聖火ランナーの辞退については。
 もう一度東京大会の一翼を担っていただけるよう、準備をしていきたい。