東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に決まった橋本聖子氏は１８日、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のトーマス・バッハ会長と電話会談して会長就任を報告したことを明らかにした。記者会見の最後に自ら切り出し、「バッハ会長に大変喜んでいただいた。非常にありがたい言葉をいただいた」と話した。
　橋本氏によると、バッハ会長は「アスリートとしての経験、大臣としての経験を生かしてほしい。ＩＯＣは全力で支える」と約束した。橋本氏は「バッハ会長の熱いメッセージにどれだけ応えていけるか、身の引き締まる思いで電話会談させていただいた」と話した。
　ＩＯＣは組織委の森喜朗前会長の女性蔑視発言を受け、当初は「謝罪をもって問題は終わったと考えている」との見解を発表。その後、日本の内外で批判が高まると、一転して「完全に不適切」と発言を非難していた。